電気は貯められる?貯められない?
『電気おじさん』です。
電気は生活に欠かせないものです。
だから、大切に貯めておいて必要なときに使えばいいじゃん。
でも、電気は貯められないんです。
電気は貯められない???
だって蓄電池があるじゃない!
どういうこと?
なんか良くわからない始まりになりました。
すいませんm(_ _)m
この不思議なやりとりの答えをお話します。
電気を貯めるとはどういうこと?
いきなり答えですが電気エネルギーはそのままでは貯めることができません。
しかし、違う形のエネルギーに変えて貯めておくことはできるんです。
電気エネルギーとは、電子など「移動」することによるエネルギーのことです。
移動してるので、そのまま閉じ込めることができません。
しかし、エネルギーの形を変えておけば、必要なときに電気エネルギーとして取り出すことができます。
電気を貯める方法
電気を貯める方法はいくつかありますが代表的なものをお話します。
その1:蓄電池
まず、電気を貯める方法として誰でも思い浮かぶのが蓄電池だと思います。
この蓄電池ですが電気には三大作用というものがあって、この三大作用の化学変化によって電気を貯めています。
電気エネルギーを化学エネルギーに変えて貯めています。
その2:フライホイール
フライホイールとは回転を安定させる円盤のことで、日本語で弾み車(はずみぐるま)というそうです。円盤には重しがついていて回り始めは重いですが、一旦回り始めると急には止められない特性があります。中学校3年の理科で学習する「慣性の法則」が働いているからです。
そんな特性を利用して電気エネルギーを使ってホイールを回転させて、必要なときに回転を利用して発電機を回して発電する方法です。
電気エネルギーを運動エネルギーに変えて貯めています。
その3:揚水発電
発電所をはさんで河川の上部と下部にダムを作り、電力消費の多い昼間に上部から下部のダムに水を流して水車を回して発電し、電力消費の少ない夜間に下部のダムから上部のダムに水を汲み上げ昼間の発電に利用するのが揚水発電です。
電気エネルギーを位置エネルギーに変えて貯めています。
どうでしたか?
電気を貯めるために様々な工夫がされていることがわかったかと思います。
お読み頂きありがとうございます。
『電気おじさん』でした。