待機電力って何?待機電力の節電方法
『電気おじさん』です。
待機電力って聞いたことありますか?
電源が入っていない状態でも消費する電力のことです。
電気代の高騰が続く中で無視できないのも待機電力です。
無駄な消費がないか住まいの家電製品の見直しをしましょう。
今回の記事は待機電力についてお話ししますね(^_^)
待機電力はなぜ発生するの?
待機電力とは、コンセントにつながった家電製品が使用していないときに消費する電力のことをいいます。
待機電力はタイマー予約機能を作動させたり、パソコンのメモリ内容を保持して次回起動させるために消費します。また、何らかの機能を動かしていないときも待機電力を消費する電源アダプタがあり、常に小さな電力を消費しています。
待機電力による年間電気代の目安
待機電力は基本的にはその家電製品を動かしているときより小さいですが、常に消費されているため年間にすれば大きな電力になります。資源エネルギー庁の推計によると、一般的な家庭が1年に消費する待機電力は、その家庭で消費される電力量のうち、5.1%を占めるとされています。
この資源エネルギー庁の推計では一世帯あたりの年間消費電力を4,432kWh/年と見積もっており、そのうち待機電力として消費される量は228kWhになります。電気代に直すと228kWh×27円=6,156円以上が家電製品を使っていなくもかかります。
待機電力が高い家電ランキング
1位:給湯器
待機電力:2.06W~5.74W
2位:テレビ
待機電力:3.04W
3位:BD・HDD・DVDレコーダー
待機電力:1.28W
4位:温水洗浄便座
待機電力:1.08W
5位:冷暖房用エアコン
待機電力:0.55W
待機電力の計算方法
消費電力÷1000×時間×1kWhあたりの電力量料金×30日=1ヶ月の電気代としてもとめることができます。1kWhあたりの電力量料金を27円とし、1日10時間の待機電力がかかった電気代をを計算します。
〇給湯器(待機電力5.74W)
5.74W÷1000×10h×27円×30日≒46円
〇テレビ(待機電力3.04W)
3.04W÷1000×10h×27円×30日≓25円
〇BD・HDD・DVDレコーダー(待機電力1.28W)
1.28W÷1000×10h×27円×30日≒10円
最近の家電製品は省エネを意識したつくりとなっているが、それでもこれらを合計すると1ヶ月の待機電力は約80円の料金がかかっていることがわかります。
待機電力の節電方法
その1:主電源を切る
リモコンで操作する家電製品は主電源を切る、主電源を切れない機器は節電モードや省電力モードにすることで待機電力を抑えることができます。
その2:コンセントから抜く
家電製品はコンセントから抜くことで待機電力を減らします。
頻繁に使用しない家電製品はコンセントから抜くようにしましょう。
エアコンは春や秋といったシーズンオフにコンセントから抜いておくことで節電になります。ただし、コンセントから抜いたエアコンを再使用する際はコンセントプラグに差し込んですぐに運転を開始するとコンプレッサーを傷めるおそれがあるので、4~8時間おいたのち使用しましょう。
その3:電源タップの活用
電源スイッチ付きのタップを使うと、コンセントからプラグを抜く必要がありません。この方法であれば、コンセントの抜き差しの手間が省けて、簡単に待機電力の消費を抑えることができます。
「ちりも積もれば山となる」とあるように、こまめな節電が大きな効果を生みます。
ぜひ、取り組んでみてください。
お読みいただきありがとうございますm(_ _)m
『電気おじさん』でした。