『電氣おじさん』の楽しいブログ

電気に関すること、精神疾患(統合失調症)を患っているのでその経験談と生きかたについてのブログにしていこうかと思います。

うつについて知るとわかること

おはようございます(^_^)

『電気おじさん』です。

お待たせして申し訳ありません(_ _)

なんせ、うつ病なもので定期的にブログが書けません。(言い訳だな・・・)

 

うつについて知るとわかることの続きを書きますね。

前回は扁桃体についてまで書きましたよね。いよいよ扁桃体の起源です。

 

扁桃体は人間の脳の最深部に位置する部位です。

 

扁桃体は最初の脊椎動物とされる魚類にもヒトの扁桃体と同様の働きをする部位を持つことが分かっています。ヒトの脳と類似した仕組みの脳を初めて獲得した生物ではないかと推定されています。

 

魚類は、約5億2000万年前のカンブリア紀に誕生しました。その時代の食物連鎖の頂点にいた生物は肉食の大型節足動物でした。現在ではクモやムカデが節足動物に該当します。魚類は、強力な天敵である節足動物から逃れるために自己防衛機能として、不安や恐怖などのストレスに迅速に反応できる扁桃体とストレスホルモン分泌機構を獲得したと推定されます。

 

うつ病の起源である扁桃体を持つ魚類が、ヒトのうつ病に近い状態に陥る可能性があるのか調べるために、次のような実験が行われました。ゼブラフィッシュという体調4~5㎝の小型の魚と、その天敵である大型肉食魚を同一の水槽内で飼育し、1ヶ月後、水槽にゼブラフィッシュのみを入れた正常な状態で飼育した個体と行動の様子を比較しました。その結果、正常な状態で飼育したゼブラフィッシュは水槽内で自由に泳ぎ回ったのに対して、大型肉食魚と飼育したゼブラフィッシュは水槽内の底に留まってほとんど動かず、食欲や繁殖力の低下も見られました。このような状態はヒトのうつ病の状態に近いと考えられます。また、そのようになったゼブラフィッシュのストレスホルモンも正常な状態で飼育したゼブラフィッシュに比べ体内のストレスホルモン量が2倍以上に増加していることが明らかになったそうです。

 

このように、生物は進化の中で、天敵に対応するために自己防衛機能を手に入れましたが、同時にうつ病を発症する要因も手に入れてしまったのです。

 

本日はここまでです。

次回以降は人類の脳が進化するなかで、様々なうつ病の要因が増えていきました。

そのへんを記事にしていきたいと思います。

 

お読みいただきありがとうございますm(_ _)m

もし、よろしかったらコメントなどを頂ければ幸いです。

 

『電気おじさん』でした。