『電氣おじさん』の楽しいブログ

電気に関すること、精神疾患(統合失調症)を患っているのでその経験談と生きかたについてのブログにしていこうかと思います。

家庭用のブレーカーについて知っていますか?

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『電気おじさん』です。

 

家庭の中に入ってきた電気を場所ごとに分ける設備が「分電盤」といわれるものです。

この分電盤の中にはブレーカー(遮断器)といわれる装置が入っています。

 

そのブレーカーの役割って知っていますか?

 

それぞれのブレーカーの役割についてお話しします。

 

ブレーカーには3種類あります

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上記の写真のように分電盤には3種類のブレーカーがついています。

一つ一つ紹介しますね。

 

①サービスブレーカー

サービスブレーカーは契約ブレーカーとかアンペアブレーカーとか「リミッター」なんて呼ばれたりします。

 

電力会社と契約している最大アンペア数を超えると電気を遮断するブレーカーです。

家庭内の電流は、契約により上限が決められています。

契約の上限を超えるとブレーカーが落ちるしくみとなっています。

 

②漏電ブレーカー(漏電遮断器)

漏電ブレーカーは、過電流はもちろんのこと危険な漏電を素早く感知して回路を遮断するブレーカーです。主に分電盤の中央についています。この漏電は感電や火災などの事故の原因となるため、漏電ブレーカーはなくてはならない存在です。

漏電ブレーカーは30mAという電流が流れると動作します。

 

漏電ブレーカーが落ちたら

漏電ブレーカーが落ちたら原因となる箇所を探索しましょう。

探索方法はつぎのとおりです。

 

1、安全ブレーカーをすべて切る

2、漏電ブレーカーを入れる

3、安全ブレーカーを順番に入れていく

 

安全ブレーカーを順番に入れたときに漏電ブレーカーが切れたら、その回路に漏電している箇所があります。

 

③安全ブレーカー(配線用遮断器)

このブレーカーは過電流やショート(短絡)を感知して回路を遮断する役割のあるブレーカーです。「子ブレーカー」「分岐ブレーカー」などと呼ばれます。家の中で部分的に停電した場合、その場所の家電製品を使い過ぎたせいで、安全ブレーカーが落ちた可能性が高いです。

 

ブレーカーが落ちる理由

ブレーカーが落ちる理由は主に二つあります。

電気の使い過ぎと漏電や故障

 

〇電気の使い過ぎ

サービスブレーカーは家全体の電気を担当します。これに対して安全ブレーカーは、担当している場所の電流が20Aを超えると電気を遮断します。

 

家全体が停電すればサービスブレーカーが落ちたことになり、部分的に停電すれば安全ブレーカーが落ちたことになります。

 

同時に使う家電製品の数を減らせば、ブレーカーの落ちることを防ぐことができます。

 

同時に使う家電製品を何かの理由で減らすことができない場合は契約アンペアを見直すしかありません。

 

〇漏電や故障

漏電によるブレーカーが落ちる原因は次のとおりです。

家電製品の水濡れ、家電製品の経年不良(絶縁劣化)

電線・ケーブルの破損

コンセントとプラグの間のホコリ

が考えられます。

 

どうしても原因が特定できない場合は、ブレーカー自体の故障も考えられます。

 

漏電での対応でお困りの際は身近な電気屋さんにお願いしましょう。

 

電気を安全に安心して使いましょう(^_^)

 

お読みいただきありがとうございますm(_ _)m

『電気おじさん』でした。