電池の使い分けしてますか?
『電気おじさん』です。
身の回りの家電機器を動かすための電池ですが、ちゃんと使い分けをしないと電池の持つパワーを生かせてないないかもしれません。
マンガン乾電池、アルカリ乾電池、ニッケル水素電池(充電池)のそれぞれの特徴と使い分けについてお話します。
【マンガン乾電池の特徴】
・大きな電流を流せない
・休み休み使うと電圧が一時的に回復する
・液漏れが起こりにくい
・電池の電圧が、使用するにつれて減少する
・値段が安い
【アルカリ乾電池の特徴】
・大きな電流を長時間使える
・電池の容量がマンガン乾電池の2倍以上ある
・液漏れを起こしやすい
・電流を流し続けてもマンガン乾電池より電圧が減少しない
・値段がマンガン乾電池より高め
【ニッケル水素電池の特徴】
・繰り返し使えて、長い目で見れば乾電池より安上がり
・リチウムイオン電池(スマホやデジカメ等で使われる充電池)より安く、安全性も高い
・自然放電量が大きくて、使わなくても電気容量が減ってしまう
・メモリー効果の関係で、電圧が下がりやすい。
※「自然放電」とは懐中電灯などで、まったく使っていないのに、なんだか暗いといった事象が発生することです。
※「メモリー効果」とは完全に使い切る前に充電すると、電圧が下がってしまうという事象です。
以上のことから日頃から頻繁に使う機器以外や充電を頻繁にするような機器には充電池は不向きかもしれません。
◎、〇の順でおすすめします。△は電池の性能が発揮できないのでおすすめしません。×は使用しないでください。あくまで目安となります。
機器で電池の指定がある場合は、それに従ってください。
アルカリ乾電池は何でも使用可能ですが次のことに注意してください。
それは使用推奨期限です。
詳しい使用推奨期限は商品に記載がありますのでこちらの表は目安となります。
充電式電池には使用推奨期限がありません。
そのかわりに充放電回数があります。
期限を過ぎて使いすぎると、液漏れする危険性があります。
マンガン乾電池推奨機器にアルカリ乾電池を使用した場合、あまりに長持ちなので期限を過ぎて使いすぎ、知らないうちに液漏れしてしまうケースがあります。
遊ばなくなったおもちゃなどからは乾電池を抜くようにしましょう。
お読み頂きありがとうございます。
『電気おじさん』でした。